先日、ある金融機関様から「船と土地を共同担保に取りたいので、見積もりお願いします。」とお電話がありました。
「ふ、船!?」
船舶登記の存在はもちろん知ってはいましたが、実務で取り扱うのはレアなのでちょっと調べてみました。
基本的には、不動産(土地や建物)と取り扱い・申請方法が同じですが、以下の3点が特に注意です。
※登記官との打ち合わせ内容です。
①オンライン申請には対応していない可能性があるので、書面申請で行うこと(おそらくできないことはないが、業務用ソフトが対応していない可能性あり)。
②船舶登記は個別に受付番号が振られるので、不動産登記との一括申請はできない。
③抵当権であれば、共同担保として1,500円で追加設定することができるが、根抵当権の場合は減税が効かないため船舶登記と不動産登記で2度にわけて債権額の1000分の4を支払わなければならない。
※累積式共同根抵当権と考えるそうです。
見積もり段階では、③はかなり注意ですね。
1億の融資であれば、40万円+1,500円の登録免許税で済むところを80万円かかるわけですから、相当違ってきますね。
次回から即答でお見積りできるので、レベルアップできました(^^♪