全国の司法書士に届けられる会報『THINK』に、拙著が引用されました

日本司法書士会連合会が発行する会報『THINK 司法書士論叢』第124号に、私の著書『売れない土地・空き家を相続する人のための上手な「不動産放棄」ガイド』が引用されました。

引用してくださったのは、負動産問題の第一人者として知られる荒井達也弁護士です。

荒井先生が執筆された「負動産問題の解決に司法書士は敵か味方か?」という論考の中で、土地所有権放棄をめぐる潜脱的な手法について、私が著書で述べた見解を取り上げていただきました。

私は著書の中で、法律上明確に禁止されていない手法であっても、司法書士として安易に「問題ありません」と断言し、依頼者に推奨することはできないと述べています。

負動産の問題は、単に「法律上できるか、できないか」だけでは解決できません。所有権を移転した後に誰が管理責任を負うのか、近隣住民や地域社会にどのような影響が生じるのか、専門家としてどこまで関与してよいのかといった、倫理的・社会的な観点も不可欠です。

その部分を、全国の司法書士に届けられる専門誌の中で、荒井先生に取り上げていただけたことを大変うれしく思います。

著書を出版した際には、売れない土地や空き家を相続して困っている方に、現在の法制度の中で考えられる現実的な選択肢を届けたいという思いがありました。

今回の引用は、この問題について考えるための一つの資料として、拙著が実務家の議論に届いていることを実感できる出来事でした。

今後も、負動産や相続土地をめぐる問題について、法的な可否だけでなく、依頼者、地域社会、そして将来世代にとって何が適切なのかという視点を持ちながら、実務と情報発信を続けてまいります。

 

 

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