本日は、某一般社団法人様より、「人生を安心して治めるために」というテーマで講演をしてほしいというご依頼をお受けしまして、約1時間で相続や遺言のことについてお話させていただきました。
セミナーを行うにあたって、私がいつも気を付けていることは、「上から目線にならないこと」です。講師という立場になると、普通に話しているだけでも上から目線と受け取られがちです。どんなにすばらしい講義をしても上から物を言われる気がするだけでシャットダウンしてしまいますよね。
いつも私が対面しているのは、私の倍は生きておられる人生経験豊富な先輩方ばかりです。先輩方から見れば、私などひよっこもいいところです。ただ、普通の人の人生であれば自分が主になって「相続手続きを行う」経験は人生に1回、多くても2回がいいところではないでしょうか。
この「相続」の実戦経験においては、私は実際に1000件以上の経験値がありますので、単なる知識ではなく、生きた「知恵」を持っているという自負があります。人生の先輩に対して本来は教えてもらうことばかりのはずの私が、この相続(法律)という一点においては、私から大事なメッセージをお伝えすることができる、させていただく、という気持ちで毎回登壇しております。これは個人的に重要な心構えであると思っています。
今回は講演後の質問コーナーで6人も手があがり、個別相談も7件ほどありました。この講演後の質問と相談の数というのは、私としては講演がよかったかどうかの指標となると思っていますので、数多くの相談が出て嬉しい限りです。
実際に、その場で受任となった案件も2件あり、さらに別の団体での講演もやってほしいとのご依頼もその場で受けまして、喜んでお引き受けいたしました。
毎月2回程度のペースで講演のご依頼を受けておりますが、ありがたいことにさらに多くのご依頼をいただくようになってきました。
本で得られる「知識」ではなく、生きた「知恵」を皆さまに知っていただき、「知らない」が故に起こる相続トラブルをゼロにしたいという想いで活動しています。
回数を重ねるごとに、私の伝え方もブラッシュアップされて、講義が上手く・面白くできるようになってきているかな?と感じるときがあります。自分の言葉に熱と重みを乗せて伝えられるように毎回反省と改善を繰り返しているつもりです。
しかし、まだまだ社会全体を変えることはできていないので、これから更なる努力が必要です。現状に満足することなく、常に自分を磨いていきます。